FRAGILE

F/W 10-11

プレビュー会行ってきました。

今回のテーマ「アルパイン」を見事に表現した様々なコレクションは、どれも感心するものばかりでした。

一般的にvisvimが多くのユーザーの信頼を得ている理由は、緻密なブランディングに基づく、巧みなブ
ランドロイヤルティの形成にあると思われがちですが、それだけではこれだけ支持を得る事は困難でしょ
う。
毎回のコレクションにおける小さく確実な品質向上が大きな成果となり、プロダクト自体がユーザーの信
頼を得ているのだと思います。
今回のコレクションは、これまでのそんな取組みが、より具体化したものだと感じました。


まず1つ目は、ダウンアイテムのクオリティーです。
今回のダウンは、まず発色の良さに目を惹かれました。それもそのはずです。
それぞれの生地については、中村氏自身がEUの老舗の生地メーカーに出向き、吟味の末、選び出され
たもので、さらにその生地に、金沢のメーカーが加工を施し独特の風合いを出しているそうです。
一見、EUと金沢では全く接点が無いように思えますが、このミックス感も、これまでのプロダクトの裏付け
がある中村氏ならではのものなんでしょう。

また、裏地には独自のチェック柄が施されています。
最初私は、このチェック柄にあまり気づきませんでしたが、陳列されたチェック柄のカバーオール(FLUXUS
SMOCKと同様のタイプ)の色合いが気になり、スタッフの方に質問したところ、ダウンの裏地のために作成
されたチェック柄が、よい出来栄えだったので派生して出来たアイテムとの事。
そのくらいよく作りこまれたパターンです。たかが裏地の柄と思えるものにまで、クオリティーを求めるその
姿勢に感心します。


2つ目は、ダッフルコートの出来栄えです。
インサイダー情報により、個人的にダッフルを狙っており、ハリスツイードのあの質感を期待していたので
すが、いい意味で裏切られました。
ディテールは、特に奇抜なものは無く、プレミアムウールを使った素材にウインドストッパーを施したシンプ
ルな仕上がり。
また、カラーオーダーも、ブラック、ネイビー、カーキの3色をこれまたコンサバ。
オーダーシートだけでは、見落としそうなアイテムですが、シルエットとPWの着心地は、抜群です。
私も、オーダーを即決しました。
おそらく初めてのPWでしょうが、この柔らかさと軽さは、これからの定番になりそうな感じさえします。


以上2点以外にも、ゴアテックス関連アイテムなど、見所は沢山ありましたが、私が特に気になったアパレ
ルはこんな感じでした。


私なりに今回のアパレルのコレクションを総括すると、まさに⑭です。
マルジェラは、過去のアイテムを裁縫や生地の作成まで再現していますが、中村氏はアイテムが持つこ
れまでのイメージを最適な素材や技術で再現しています。


今回も進化を続けるvisvimを充分に感じられたプレビュー会。
大変充実した夜でした。
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by FRAGILE_plus | 2010-03-13 23:33 | visvim